「特命戦隊ゴーバスターズ」第28話、第29話感想

例によってスーパーヒーロータイムの感想をつらつらと。まずは「特命戦隊ゴーバスターズ」。第28話のあらすじはココ。第29話はココ

第28話は、人の姿を描き変えてしまう能力を持ったスプレーロイド2が、ヒロムのウィークポイントを探ろうとする話。うっかりウィークポイントの内容を喋ってしまったニックが、ハッタリでスプレーロイド2を混乱させたり、敵の能力を逆手に取ったトラップを仕掛けたりするなど、脚本に小技が効いた楽しいエピソードだったと思う。

んで、コミカルな本編の前と後に、メサイアの進化とエンターの秘めたる野望、そしてエスケイプとヒロムの母との関連性といった、シリーズ全体の流れに関わる要素を入れているのもナイス。本編が軽めな分、これらの要素のシリアスさがより際立って、これから物語が大きく動くことを予感させてくれる。つーことで、上出来のブリッジ回だったんじゃないかな。

でもって第29話は、ヒロムの父からの緊急通信を受けて、いよいよゴーバスターズが敵の本拠地である亜空間に突入する話。準備が十分に整わない状態での出撃、転送を妨害しようとするエンター&エスケイプに立ち向かう、司令部&整備スタッフたちなどなど、否応なく燃える展開がてんこ盛りで素晴らしかった。いやまあ、ゴーバスターズ以外に戦闘要員がいないっつーのは、組織的にどうかとは思うけどさ。できれば基地警備スタッフがエンターたちにやられる描写を、ちょっとだけでも入れて欲しかったぞ。

ともあれ、ついに亜空間突入に成功し、メガゾードたちを粉砕したゴーバスターズ。迎え撃つのは肉体を得たメサイア本人 …… って、いきなりかい!んー、ラスボスとは思えないほどの腰の軽さだねぇ。よほど肉体を得たのが嬉しかったんだろうなぁ。まあ、元々こらえ性のない性格だから、そういった意味では理に適った行動なのかも。

てなわけで、いよいよメサイアとの最終決戦!…… なわけはないよな。まだ第30話だし。つーことで、果たしてメサイアとの初めての直接対決がどういう結果を迎えるのか、楽しみに待ちたいと思う。