「仮面ライダーフォーゼ」第33話、第34話感想

さて、続いては「仮面ライダーフォーゼ」 。第33話のあらすじはココ。そして第34話はココ

んー、最近の「フォーゼ」の中では、けっこう面白い話だったかな。理事長と賢吾の父との関係や、彼のやろうとしていることが、おぼろげながら見えてきたし。後、幹部の地位からもの凄い勢いで転落していく校長が、ダメすぎていっそ味わい深い領域まで到達していて、思わず応援したくなったり。頑張れ校長!地を這おうと泥をすすろうと、しぶとく生き残れ!…… 多分無理だと思うけど。← ひでぇ

ただまあ、問題点も多かった。5/1の日記でも書いたが、あの泥臭い&古臭いコメディ演出は何とかならんものだろうか。「ピンポン球が口に飛び込んで変な顔&ポーズに」って、何十年前の表現なんだか。ユウキ役の清水富美加は、本来コミカルな演技が似合う子なんだから、ちゃんと演出してあげてくださいよマジで。あ、でも一心太助のコスプレだけは良かったな。

んで、最も残念だったのがゲストキャラの優希奈。実は彼女が「フォーゼとして戦い続ける弦太朗をずっと見ていた」って展開はかなり良いんだけど、中の人の演技力が問題なんだよな−。押しが強くて空気が読めないキャラという前半の印象を、後半でひっくり返さないといけないのに、それができてないのだ。もちろん演出の問題もあるんだろうけど、何かこう、最後まで感情移入しにくいキャラのまま終わっちゃってる感じで、もったいなかったと思うぞ。

後、これは前から言ってることなんだけど、すぐ目の前に敵がいる状況で、のんきに友情ドラマをやるのはどうかと思うっす。校長も大人しく待ってるなよ。小林旭が歌い終わるまで攻撃しない日活ニューアクションの悪役か君は。← 喩えが古すぎです