「侍戦隊シンケンジャー」第32回〜第33回感想

先週はどちらも前編だったのでパスしたスーパーヒーロータイムだが、今週は後編を見たので感想を書くことにする。

まずは「侍戦隊シンケンジャー」。前回のあらすじはココ。そして今回はココ

初代シンケンジャーの時代より前に産み出された、最初の折神である牛折神。しかし、その力はあまりに強大で誰にも制御できず、禁断の折神として封印された。その封印を代々守ってきた榊原家の少年・ヒロは、牛折神も制御可能と考えていたが、祖父や丈瑠はリスクが大きすぎると受け入れようとしない。諦めきれないまま山に入ったヒロは、アヤカシのハッポウズに挑発され、ついに封印を解いてしまう。自作のディスクで制御しようとするヒロだったが、牛折神はヒロを乗せたまま暴走してしまう。果たして、丈瑠たちは牛折神を止め、ヒロを救うことができるのか?…… ってなお話。

前編では描かれなかった「ヒロが牛折神の復活にこだわる理由」や「ヒロの祖父が頑なにそれを拒む理由」が描かれ、それを踏まえた上で「ヒロの父が作ったディスクを仲立ちとして、祖父・父・息子の想いがひとつに!」な展開になるのは、なかなか燃えますな。しかもそこに、丈瑠が父親から受け継いだ志葉家当主としての覚悟が絡むのもイイ感じ。ただ、燃え&感動を味わいつつも、ついつい「爺さん、暴走中の牛折神にどうやって乗り込んだ」とツッコミを入れずにはいられない私であった。家にいるときは、座るだけでも膝が辛そうだったのになぁ。あれは韜晦してたのか?こう、塚原卜伝鍋ぶた的文脈。← 難解すぎます

閑話休題。個人的に、ヒロ側のドラマにも増して印象深かったのが、外道衆側のドラマ。相変わらず暗躍しまくってるアクマロが素敵でしたな。んで、それを知りつつ、まったく動じないドウコクも (苛立つシタリとの対比もあって) 凄味があってカッコイイぞ。一方、あっさりアクマロの手駒にされている薄皮大夫と十臓の今後が、ちと心配。十臓は「雇われ仕事ならこんなものか」とか言ってカッコつけてたけど、裏正と三味線をエサに、いいように使い倒されそうな気がしてならないぞ。

でもって、味方になった牛折神が変形したモウギュウダイオーだけど、サムライ以前に鉄砲伝来しちゃってる武装は、設定的にどーよバンダイ?後、最強攻撃の「猛牛大回転砲」において、攻撃力の9割は頭のディスクが担ってて、右手のガトリング砲がめっちゃ影薄いのもどーよバンダイ?いや、見た目通りのパワーファイターっぷりは好きだけどさ。

つーことで (何が)、インロウマル、ダイゴヨウ、牛折神と、戦力強化が著しいシンケンジャーに対し、外道衆側がどう反撃するか、その辺が楽しみですな。個人的には、そろそろドウコク&シタリ側にも見せ場が欲しいとこだ。