「装甲騎兵ボトムズ」関連作品あれこれ

今日は、最近購入したものの内「装甲騎兵ボトムズ」関連物の感想を。

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AT乗りを主人公にした「戦場まんがシリーズ」とでも言うべき作品集。異能生存体でも旧劣等種でもない、ごく普通の兵隊たちが、全高 4mの人型棺桶で地獄の戦場を這いずり回る …… みたいなお話がたっぷり載っていて、その筋 (どの筋だよ) のファンには堪らない出来に仕上がっている。

数機のATとスクラップで大軍から前線基地を守る話とか、敵の装備を奪って戦い続ける懲罰部隊の話のように、凝ったシチュエーションの戦闘が多く、マニアックな改造を施したATも多数登場するので、AT好きなら楽しめること請け合いである。

ただ、「2」に収録されている「自衛隊所属のAT部隊がPKOで海外派遣される話」まで行ってしまうと、ちょっと捻りすぎっつーか、ぶっちゃけ「劇場版パト2」じゃん？みたいな気持ちになってしまうので、1冊だけ買うなら無印がオススメ。

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女性キャラ含有率が限りなく0に近いボトムズ世界に、事もあろうにロリっ娘を導入するという、無謀にも程があるマンガ。独裁者と化した兄を倒すために、ATで戦う主人公のロリっ娘に加え、肉体の大半を機械化されたサイボーグ軍人娘とか、巨乳のクエント傭兵娘とか、ヤンデレPS娘まで登場して、もはや何が何やら。

兄ちゃんのキャラは揺らぎまくりだし、終盤のドンデン返しはぶっちゃけ反則だしで、決してオススメできる内容ではないが、ここまで原型を留めない方向ではっちゃけてしまうと、いっそ清々しいというか、妙な味が生じてるんで、話のタネに読んでみても良いかも知れない。

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TV版最終回の後日譚。具体的には書かないが、せっかく美しく終わった物語の余韻を、ある意味でぶち壊す展開だったため、けっこう評判が悪い OVA。まあ、嫌う人の気持ちはわかるけど、そんなに酷い話でもないし、最新作の「ペールゼンファイルズ」では失われてしまった、手描きによるAT戦の極致を堪能できるので、未見の人はぜひトライして欲しいものである。出渕裕デザインのATなどという珍しいものも見られるぞ。