「侍戦隊シンケンジャー」第23話感想

いつものように「侍戦隊シンケンジャー」鑑賞。今回のあらすじはココ

すべての折神の力を一つに集める「印籠」を完成させるため、未完成試作品を受け取りに志葉家の菩提寺を訪れるシンケンジャー 5人。だが、住職から振る舞われた茶を飲んだ丈瑠が突然倒れてしまい、さらに寺をアヤカシ・ゴズナグモとナナシたちが襲撃する。

丈瑠の身を案じつつ迎撃する流ノ介たち4人だったが、ゴズナグモの強さに圧倒され、次々に傷つき倒れていく。さらに、毒に苦しむ丈瑠の前に骨のシタリが現れ、解毒剤と引き替えに、ドウコクを封じる文字を教えろと迫る。この未曾有の危機に、シンケンジャーは如何にして対抗するのか? …… ってなお話。

いやー、盛り上がりましたな。それぞれの思惑を胸に暗躍する外道衆の面々、奇妙な絆を結びつつある腑破十臓と源太、健闘虚しく全滅寸前まで追い詰められていくシンケンジャー、彼らが織りなす様々なドラマを、ハードなアクションの連続で一気に見せる、まさに怒濤の展開と言えるエピソードでありましたよ。んーむ、毎度のことだけど、無駄がなくて密度が高いよなー。

特に今回は外道衆側の描写が濃密でしたな。ゴズナグモの戦闘力の高さをたっぷりと見せておいて、そのゴズナグモをあっさり連れ戻すことで、ドウコクの圧倒的な強さを示す辺り、実に上手いっす。んで、ドウコクの凄さを描写することで、彼の忠実な知恵袋として振る舞いながら、何やら企んでるらしい骨のシタリの底知れなさや、ドウコクの目を盗んで (バレてるけど) 十臓を救ってしまった薄皮大夫の危うさも浮き彫りになるわけで、いやもう、まったく惚れ惚れするっすよ。

つーことで、ハラハラ感とワクワク感に満ちた、良い前編であったと思うですよ。次回がめっちゃ待ち遠しいぞ。