「侍戦隊シンケンジャー」第19話感想

1日遅れになってしまったが「侍戦隊シンケンジャー」の感想を。今回のあらすじはココ

6人目のシンケンジャーとして迎え入れられた源太=ゴールド。しかし流ノ介だけは、源太を侍として認めようとしない。何とか認められたい源太は、黒子に変装して流ノ介の生活を観察するのだが …… ってなお話。

つーことで、今回の主役は流ノ介と源太。ベクトルこそ違えど、キャラの暑苦しさにかけては甲乙付けがたい二人が、真っ向から激突する話だけに、見てて辟易とするんじゃないかと心配してたんだけど、意外なほど爽やかな印象に仕上がっていてビックリ。なんつーか、二人が激しく対立していても、そこにギスギスした不快感が生じないっつーか。

んで、なぜギスギスしないか考えてみたんだけど、それは、二人が感情に流されてないからじゃないかなー。お互い、相手の性格は気に入らないんだけど、能力については認め合ってるし、外道衆に襲われている人がいれば、対立をいったん脇に置いて協力してるし。要は、感情に任せて相手を貶めたり、物事の優先順位を見失ったりしてないんだよね。だから、キツイ言葉を言い合っても不快感が生じないんだと思う。

でもって、そういう前提があるからこそ、二人がそれぞれの「侍としての覚悟」をぶつけ合うことで、お互いに理解を深め、認め合うっつー展開が活きるし、源太の「外道衆が誰かの命を奪うんなら、命張って守る! これだけは、ぜってぇごっこじゃねえ!」や、流ノ介の「信じるんじゃない、殿は来る。それだけだ」が、名セリフとして輝くんだよな。いやいや、素直に感動したっすよ。

その後の戦闘シーンも、レッドの火炎攻撃やイカシンケンオーの烏賊冷凍で、オイノガレの油を封じてるのがナイス。ちゃんと筋を通しつつ、なおかつアクションとして痛快なのが嬉しいぞ。やっぱ、勢い「だけ」じゃなくて、あれこれ知恵を絞って描かないとダメだよな。

 

さて、続いては「仮面ライダーディケイド」 …… なんだけど、眠くてたまらんので、続きはまた明日にでも。