2日目PART3

出島を堪能した後は、「リンガーハット」で早めの昼食。昨日はちゃんぽんだったので、今日は皿うどんと餃子のセットを注文。パリパリした揚げ麺がだんだんしんなりしていくプロセスが、楽しくて美味しい。餃子もなかなか。これで700円ってのは、やけに安いよなぁ。チェーン店、侮り難しって感じだ。

昼食を終えた我々は、雲仙行きのバスに乗るために、 (極私的) 観光スポットをチェックしつつ長崎駅へ。

極私的観光スポットその1「長崎港ターミナル」。私は良く「無駄にカッコイイ」という表現を使うけど、この建物ほどその言葉が似合うものは、そうはないと思われる。何しろコンクリ打ちっ放しの上部構造物は、単なる吹き抜けに過ぎないのだ。んーむ、無駄だ、無駄すぎる。しかしカッコイイ。なんつーか「ここからSFっぽいメカが発進しなかったら詐欺」みたいなデザインであるな …… と思ったら、実際ここからはジェットフォイルが出港してるらしいっすよ。良いなぁ、水中翼船。航行中の姿が、抜群に「絵になる」もんなぁ。

でも、個人的見解としては、ジェットフォイルですら、このターミナルから発進するメカとしては役者不足だと思うぞ。やっぱアレだ、エクラノプランしかないだろ。「カスピ海の怪物」ならぬ「長崎湾の怪物」として、水上をぶっ飛んで欲しいものだ。

極私的観光スポット (?) その2「ターミナルの近くに停泊していたガスタンク船」。清々しいまでに「見たまんま」と言うか、名が体を表しまくってるデザインが素晴らしい。そのままでも十分に絵になるが、メラメラと燃え上がったあげく大爆発したりすると、もっと絵になると思うぞ。頑張って欲しいもんである。← 何をだ

極私的観光スポットその3「どっかで聞いたような名前の本屋」と、そのキャッチコピー。コピーを見た瞬間、「いや、エロ本はオカズだろう」などという、品性下劣な感想を抱いたが、そっと胸にしまって友人たちには話さないでおいた。ああ、なんて空気を読む私。書いちゃったら元も子もないが。

まあ、それはさておき、長崎駅からバスに揺られること約1時間半、ようやく雲仙に到着。移動中もあれこれオタ話に興じていたので退屈はしなかったのだが、唯一残念だったのは、小浜温泉を通過した際に発見した等身大オバマ人形の写真を撮り損ねたこと。オバマグッズも買いたかったなぁ。きっと「オバマとっくり」とか売ってて、「YES, WE とか書いてあるに違いないぞ。← 決めつけ

まあ、それもさておき、雲仙に着く頃には天候もほぼ回復。まだ雲は残っているものの、切れ間から青空が覗いている。ようやく "とくたれ" の機嫌が直ってようである。

ここが、宿泊した「九州ホテル」。開業が大正6年という老舗のホテルである。

チェックインして一休みした後、全員で連れ立ってすぐ側にある雲仙地獄を見に行くことに。

ゴロゴロと岩が転がる荒涼とした大地から、もうもうと噴き出す湯気。そして鼻を突く硫黄の臭い。なるほど地獄とは良く言ったものだ …… と感慨に耽っていたら、こんなものを発見。

「To Unzen Hell」じゃなくて「To Unzen Jigoku」になってるのが、味わい深いっつーか、なんつーか。んで、さらに味わい深いのがコレ。

何一つ間違ったことは書いてないのだが、妙に笑える。「そりゃそうだろうよ」とツッコミを入れたくなる言わずもがな感」がイイ感じである。

つーことで、危険な地獄巡りが始まるわけだが、例によって疲れちゃったので、続きはまた明日。