いろいろアニメ感想

例によって 録画したアニメをあれこれ鑑賞。アニマックスやキッズステーションからの録画ばかりなので、ネタが古いのはご勘弁を。

 

まずは「ケロロ軍曹」の第113話「戦え!ぼくらのウェットルキング」。原作では「ウルトラマン」が元ネタのウェットルマンだったものを、「アイアンキング」が元ネタのウェットルキングに変更している。版権上の理由もあるのだろうが、ナメクジの改造超人には、水をエネルギー源とするアイアンキングの方がウルトラマンより相応しいことを考えると、なかなか粋な改変だったと思う。客席にいるケロロタママが、「アイアンキング」の主人公コンビである静弦太郎と霧島五郎のコスプレをしてるのも芸コマだ。

しかも、この回には大量の70年代特撮ネタが盛り込まれている。ウェットルキングを呼び出す際に、ケロロタママが回していた円盤は、世にも珍しい公開放送型ヒーロー番組「突撃!ヒューマン」のヒューマンサインが元ネタ。同じく後半で呼び出しに使った笛は「マグマ大使」、ケロロたちが開催した「100万人ゴーゴー」は「ゴジラ対ヘドラ」、「ソルトゲン反射口」は「ウルトラマン」に登場した二代目バルタン星人のスペルゲン反射板、小雪の登場シーンおよび「だいじょーび (ぶ)」は「仮面の忍者赤影」、テコ入れで巨大化したウェットルキング・ジャイアントは「シルバー仮面ジャイアント」、二段変身は「サンダーマスク」、ケロロがウェットルキングを従わせようと吹いた笛は「キカイダー」のギルの笛が、それぞれ元ネタである。よくもまあ、これだけ詰め込んだもんだ。

ただ、ネタの豊富さと面白さは必ずしも一致しないわけで、感心はできるけど今ひとつ笑えない出来だったのが、ちと残念ではあったなー。

 

続いては「俗・さよなら絶望先生」の最終回 (第13話)。ボーッとしながら見てたら、エンディングアニメーションが思いっきりマイク・ミニョーラ (「ヘルボーイ」の作者) の絵柄になっていて、茶を噴きそうに。ハイコントラストな影の付け方、ベタ塗りなのに深みがある配色のセンス、キャラの陰鬱な表情、そしてミニョーラ骸骨 (何それ) と、思わず「再現度ムダに高ッ!と叫んでしまうほどの出来映えであった。

ご丁寧なことに、糸色先生の顔がヘルボーイ化してる、大変わかりやすいパロディだったんだけど、残念ながら Wikipediaには記述がないんだよなー。んーむ、映画化されたとは言え、まだまだマイナーなんだろうかミニョーラ。ちょっと哀しいぞ。

 

最後は「闘牌伝説アカギ」。先日の日記でも触れたけど、アカギを淡々と絶賛するナレーションが、実に味わい深い。もちろん、スリリングなバトルアニメとしてのレベルも高く、見始めると後を引く面白さである。

ところで、友人と電話でアカギについて話してたら、例によって話題が横滑りしていつの間にか「遊戯王」の話に。したらば、変なスイッチが入ってしまい、アカギが「ずっと俺の親 (ターン)!」と叫びながら、延々と「配牌!天和!」と上がり続け、安岡が「やめて!他家の点棒はもうゼロよ!」と玄田哲章の声で叫ぶというネタを思いついちゃったんですが、どうですか? ← 誰に訊いてるのか

ただ、ネタとしては「自模 (ドロー)!地和!」の方が元ネタに忠実なんだよなー。でも、それだとルールの関係で「ずっと俺の親 (ターン)!」にはならないわけで。困ったもんである。つーことで、麻雀のルールを変えてください、私のネタのために。← バカ

後、もしアニメの続編があるなら、ぜひアカギの顔を3D CGで作ってください。んでもって、グルグル回してください。それができたら、CGアニメにおけるひとつの到達点になると思うので。到達する必要があるかどうかは別として。