歴代プレデターについて語る

AVP2 エイリアンズVS.プレデター 完全版」の DVDを購入。映画としてはいささか残念な出来だったが (当時の感想はココ)、DVDならお気に入りのシーンだけを堪能できるので問題なし。ああ、ザ・クリーナーはカッコイイなぁ。

んで、見てる間に興がのってきたんで、シリーズ各作品に登場するプレデターについて、ダラダラと語ってみることにする。

 

プレデター (ベストヒット・セレクション)プレデター (ベストヒット・セレクション)
アーノルド・シュワルツェネッガー ジョン・マクティアナン

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記念すべき第1作で、舞台は南米のジャングル。登場するプレデターはシリーズ中最も軽装で、武器はガントレットに装着されたブレードとショルダー・プラズマキヤノンのみ。鎧の類もほとんど身に着けていない。にも関わらず、百戦錬磨の特殊部隊を手玉にとって壊滅状態にまで追い込んでいることを考えると、かなりの経験を積んだ手練れではないかと思われる。まあ、最終的には主人公との一騎打ちで敗れるわけだが、相手が蛮人コナンでターミネーターコマンドーだった頃のシュワでは仕方あるまい。負けた後もゲラゲラ笑いながら自爆するなど、シリーズ中最もタフで凶暴な個体だと言えよう。

んで、彼が何をしに地球に来たかだが、作中の描写からすると儀式とは考えにくい。どうも、純然たるハンティングを楽しんでいるようであり、ぶっちゃけバカンスを楽しみに来たんじゃないかと思われる。

 

Gたれ「『プレデター』は、筋肉密度の高い映画だったでしねぇ」

博 士「まあ、女性キャラが一人しかいなくて、後は全員マッチョなオッサンだったからなぁ」

Gたれ「確か、初音ミクが主題歌を歌ってたでしよ」

博 士「主題歌?」

Gたれ「君のこと にっく肉にしてあげる〜♪」(ふりふり)

博 士「いや、されたくないから」

Gたれ「だからちょっと覚悟をしててよね〜♪」(ごーごー)

博 士「できるかっ!」

 

プレデター2 (ベストヒット・セレクション)プレデター2 (ベストヒット・セレクション)
ダニー・グローバーティーブン・ホプキンス

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前作から一転、近未来 (公開当時から見て) の LAが舞台に。プレデター武装は大幅に強化されており、伸縮自在の槍、ワイヤーネットを射出するランチャー、誘導可能な円盤形の刃物など、様々な武器を駆使して人間を狩っていく。主な獲物はコロンビア人&ジャマイカ人のギャングと警官。「丸腰の人間は襲わない」「武装していても妊娠中の女性は見逃す」「強者には敬意を払う」キャンディは食べない」などなど、プレデターの価値観がいくつか明らかになっている。

今回のプレデターもかなり強いが、自爆し損ねたり自分の武器で反撃されて負けたりと、やや詰めが甘い感じ。ラストの描写と併せて考えると「長老にチャンスをもらった、まだ経験の浅い若造」といったところかも知れない。

 

Gたれ「キャンディというと、小さな男の子から『キャンディ食べる?』と訊かれるシーンのことでしね」

博 士「うん。オモチャとは言え銃を持ってたんでヒヤヒヤしたけど、プレデターはちゃんと見抜いて見逃してたな」

Gたれ「あい。そして少年の心に、プレちゃんは妖精さんとして記憶されるのでし。とってもメルヘンでし〜」

博 士「血生臭いメルヘンだなオイ」

 

エイリアンVS.プレデター 完全版エイリアンVS.プレデター 完全版
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舞台は南極。スカー、ケルティック、チョッパー (すべて仮名) という、ティーンエイジャーのプレデターが登場し、エイリアンを獲物とする成人の儀式に挑む。経験不足を補うためかシリーズ中最も重装備で、強力な武器とぶ厚い鎧を身に着けている。しかし、相手がエイリアンでは苦戦は免れず、チョッパーは何もできないまま串刺しにされ、ケルティックも一時はエイリアンを圧倒するが、不意を突かれてあえなく殺されてしまう。

3人の中で最も冷静なスカーは、鮮やかな手つきでエイリアンの頭部を一刀両断。さらに戦士として認めた人間と共闘するなど、若さに似合わぬ度量の大きさを見せてくれる。完全版 DVDにおける追加シーンでは、エイリアンの死体を使ったギャグも披露するなど、ユーモア精神も兼ね備えたナイスガイである。しかし、拘束を逃れたクイーン・エイリアンに襲撃され、善戦およばず死亡。惜しい男を亡くしたものである。合掌。

 

Gたれ「スカーちゃんは、1や 2のプレデターに比べると、かなりイケメンだったでしね」

博 士「うーん、プレデターの美的感覚から見てどうかはわかんないけどな」

Gたれ「おまけに、エイリアンに卵を産み付けられても気付かないという、ドジっ子属性も持ってるでし。そりゃ人気も出るでし〜」(うんうん)

博 士「そういう方向性の人気じゃないと思うがなー」(困)

 

AVP2 エイリアンズVS.プレデター 完全版 (初回生産分限定特典ディスク付・2枚組)AVP2 エイリアンズVS.プレデター 完全版 (初回生産分限定特典ディスク付・2枚組)
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舞台はアメリカの田舎町。今回登場するプレデターのザ・クリーナーは、ベテラン中のベテラン。1本欠けた牙や傷だらけのヘルメットが、いかにも歴戦の古強者らしさを感じさせて、実にカッコイイ。ほとんど鎧を身に着けないのも「当たらなければどうということはない!」って感じでナイスだ。

戦い方にしても、レーザーによるトラップを仕掛けたり、手裏剣 2個を同時に投げて 2体のエイリアンを倒したり、鮮やかな鞭さばきでエイリアンを切り裂いたりと、若造とはひと味違うところを見せてくれる。しかし、スカーの遺伝子を取り込んだ強敵、プレデリアンとの死闘の末、相討ちとなって死亡。これまた惜しい男を以下同文である。この作品だけで終わらせちゃうのは惜しいキャラなので、彼を主人公にしたコミックや小説を出して欲しいもんである。

 

Gたれ「クリーナーということは、つまりお掃除おじさんでしね」

博 士「うう。違うとは言いきれないけど、その呼び方はやめて欲しいぞ」

Gたれ「(いつものことだが聞いてない) プレデターでお掃除おじさんでしから、親愛の情を込めてプレレのおじさん』と呼ぶでし〜」

博 士赤塚不二夫かっ!」

Gたれ「『目撃者ですか、プレレのレ〜』と言いながら、クリンクリンとお掃除を」

博 士「やーめーてー!」