「おねがいマイメロディ くるくるシャッフル!」感想

さて「電王」の話ばかりでもアレなので、実家で見た録画の感想なぞをつらつらと。

まずは「おねがいマイメロディ くるくるシャッフル!」を最終回まで鑑賞。んむんむ、面白かったぞ。ダーちゃん (ダークパワー) が憑依した柊潤の弾く曲によって世界が滅びそうになるという、前作とほぼ同じ展開をやりながら、要所要所でひねりを加えたり、わざと外したり、前作を踏まえたギャグを入れたりして、飽きさせない造りになってるのがナイスだ。

また、兄弟の対立と和解という、ともすれば陳腐になりがちなドラマを、絶妙なタイミングで挿入されるギャグによって、臭くなる寸前で止めてるのも上手い。前作もそうだったけど、シリアスとギャグの落差を利用することで、両方が引き立つようになってるんだよなー。大したもんである。

んで、個人的にお気に入りなのは、やはり柊恵一が歌にフラれるシーンですな。彼女への想いを自覚した直後に「ずっと応援してます、として!」と、思いっきり明るく言われてしまう恵一。まさに瞬殺。脳内で無限にリピートされる「妹として」という言葉に打ちひしがれる姿が哀しいぞ。おまけにバクたちにまで負け犬認定されちゃうし。でもまあ、しょうがないよな。前作で彼女を妹呼ばわりしたのは君自身だもの。因果は巡る糸車ってやつだよ、まあ、気を落とさず頑張れ。君には音楽があるじゃないかわははははははは← そんなに嬉しいか ← わりと

でもって、対照的だったのが木暮くん。ずっと歌のために体を張って頑張ってきたのに、生来の不器用さが災いして、どうにも報われなかった彼だが、最終回に至ってついに大逆転。みごと歌のハートを射止めたのであった。前作の頃から木暮贔屓で「巨人の星」の明子姉ちゃんのように、涙ながらに彼を見守ってきた私としては、実に感無量であるよ。おめでとう木暮!でも歌ちゃん、自分の部屋に連れていった上に、女の子の方からいきなりキスしちゃうってのは、お父さん感心しないな。← 誰がお父さんか

ともあれ、マンネリに陥りがちな続編物としては、かなり良くできた作品だったと思うっす。未見の人はぜひ …… って、超今さらですが。

んで、他にもいろいろ見たんだけど、長くなっちゃったんで、今日はここまで。

 

Gたれ「みゅう、恵一ちゃんはなぜ落ち込んでるでしかねぇ。Gたれには理解できないでし」

博 士「ん?だって歌が好きだと気付いたとたんにフラれたんだもん。そりゃ落ち込むさ」

Gたれ「でも、妹を持つ以上の幸せなんて、この世には存在しないじゃなしでしか」(きっぱり)

博 士「うーん、妹の性格によるとは思うけどねぇ。あえて実名は出さないがウチのアレみたいな例もあるし」

Gたれ「(聞いてない) もちろん、いくら歌ちゃんが可愛くても、Pちゃんには勝てないわけでしが」(きっぱり PART2)

博 士「なんか、久々に兄バカモードに突入してるなー」

Gたれ「(むろん聞いてない) て言うか、贅沢でしよ恵一ちゃんは。世の中には妹が持ちたくても持てない、大きなオトモダチがいっぱいいるでしのに」

博 士「いや、それはちょっと方向性が違うと思うぞ」(汗)