「劇場版仮面ライダー電王 俺、誕生!」コレクターズパックDVD感想

と言うわけで (昨日の日記参照)、Amazon から届きましたよ「劇場版仮面ライダー電王 俺、誕生」のコレクターズパックDVDが。会社。そして売りましたよ通常版のDVDを。会社。ちなみに買ってくれたのは、電王ファンのお子さんがいるお母さん。もちろん格安でご提供いたしますた。んーむ、我ながらこういうとき (だけ) は行動が迅速だなぁ。

んで、さっそく見ましたよ、会社で …… と言いたいところだが、さすがにそこまでフリーダムな行動はできないので、そそくさと帰宅して、まずはボーナスディスク2の「スーツアクター徹底研究」を鑑賞。4タロスを演ずる高岩成二 (モモ)、永徳 (ウラ)、岡元次郎 (キンタ)、おぐらとしひろ (リュウタ) のインタビュー、座談会、素顔によるアクション実演、劇中の名場面再現など、盛りだくさんの内容である。

まず何と言っても見応えがあったのは、スーツなしでのアクション実演。特に、ウラ、キンタ、リュウタのアクションと、高岩さんによるロッド、アックス、ガンフォームのアクションとの比較が興味深かった。んーむ、高岩さんは、3タロスの動きのクセをしっかり捉え、なおかつコミカルさを少し抑えめにして、ヒーローとしての格好良さをきちんと強調してるんだねぇ。さすがっす。

さらに凄かったのは、モモ状態の高岩さんと、永徳・岡元・おぐらトリオとのバトルデモ。スーツがない (つまり身を守るプロテクターが全くない) 状態なのに、もの凄い勢いで剣を振り回す高岩さんと、それを紙一重で避ける 3人の動きに驚愕。思わず「うわ、あぶ、あぶないって、あぶないってば高岩さん!」と素で叫んでしまいますたよ。うーん、たゆまぬ訓練と、互いの技術に対する確固たる信頼があってこその妙技なんだろうなぁ。やっぱ、この人たちは日本特撮の宝っすね。

んで、座談会の方はというと …… なんか、みんな妙に可愛いんすけど。特に、先輩 3人にいじられまくって、アワアワしてる永徳さんと、隙あらば余計なことをしようとする次郎さんが素敵すぎるっす。次郎さんは、アクションの実演や名場面再現でも、「いや、次郎さん、それやりすぎっすよ」と突っ込まずにはいられないような、怪しい動きを追加してたし。サービス精神が旺盛なのか、はたまた「悪ぃな、趣味なんだよ」なのか。どっちにしても面白い人だよなー。

さて、なかなか見られない、高岩さんたちの素顔を堪能した後は、メイキングの一部を鑑賞。まずビックリしたのは、普段の佐藤健の声が良太郎と全然違うこと。いや、当たり前と言えば当たり前なんだけどね。これはつまりアレだ、それだけ佐藤健が良太郎を見事に演じてたってことだな。んで、彼の演技によって産み出された良太郎が、見てる私の中で、まるで実在の人物のように確固たる存在になってたと。だから、素の佐藤健を見て「全然違うじゃん」と思っちゃったんだな、うんうん。なんか一人で納得してますが。

それと、もう一つ驚いたのはハナ (大)。そうか、あのパンチやビンタはフルコンタクトだったのか。公式読本で高岩さんが、彼女のことを「迷いのない子ですね」と評してた意味が、ようやくわかったぞ。いろんな意味で凄いな白鳥百合子。でもって、「カット」の声がかかった後に必死で謝る彼女と、「僕は大丈夫だよ。普通の人なら死んでるけどね」と返す佐藤健が、いとおかし。

まあ、後に彼女が降板してしまったことを思うと、いささか切ない気持ちになったりもするけど、それでもこういう映像が見られるのは嬉しいことである。

つーことで、いささか余分にお金はかかってしまったけど、買っただけの価値はあったなぁと思った次第であるよ。さて、それじゃ寝る前にメイキングの残りでも見るかな。