「天元突破グレンラガン」第22話感想

昨日に続いて「天元突破グレンラガン」。しかし今日は DVDではなくて、日曜日に放送された第22話 「それが僕の最後の義務だ」の感想を。ネタバレ満載なのでご注意を。

地球に向かって落下を続ける月。かろうじて宇宙へ脱出した宇宙船アークグレンも、敵ムガンの大軍に襲われ傷ついていく。もはやこれまでかと人々が諦めかけたとき、グレンラガンが登場。ラガンのコクピットに座るのは、もちろんシモン。そしてグレンには、かつての宿敵ヴィラルが!

「アレをやるぞヴィラル」「アレ?…… それも一興!」

二人の声がひとつになって、衛星軌道に轟き渡る!

「人と獣の二つの道が、ねじって交わる螺旋道!」「昨日の敵で運命 (さだめ) を砕く!明日の道をこの手で掴む!」「宿命合体グレンラガン!俺を誰だと思ってやがるぅぅっ!」

二人と共にグレンラガンも咆哮。全身から発せられた衝撃波は、ムガンの半数を一瞬にして撃破!凄いぞ強いぞグレンラガン!…… とまあ、そんな感じで始まった第22話。

いやー、前回も見たけど、やっぱシモンとヴィラルの口上は良いねぇ。特にヴィラルは、中の人が元勇者王だけあって、正義の雄叫びも堂に入ったもの。それこそ「俺 (檜山修之) を誰だと (以下略)」ってヤツですな。つーか、この一瞬のために彼をキャスティングしたんじゃないかと思えるほどだ。ほら、「ケロロ軍曹」で、ドロロの「左手はそえるだけ」のために、わざわざ草尾毅をキャスティングしたのと同じで。← 同じなのか本当に

でも、名乗りを上げるだけで敵の大半を撃破ってのは、いくら何でも強すぎね?と思ったのだが、いやいや甘かった。こんなのは、ほんのプロローグに過ぎなかったのだ。

月から発射されたビームを、傘状に変形させたドリルで防御!背中の羽根をブーメランにしてビーム砲を撃破!だが、同型のビーム砲が大量に出現、無数のビームがグレンラガンを襲う!しかし、シモンは少しも慌てずドリルでビームを集めて、巨大な玉に!奴のドリルは天を衝く上にビームで綿菓子も作れるぜ!タダでくれてやるから、よーく味わいな!とばかりに元気玉 (違) を投げつけるシモン!すべて粉砕されるビーム砲!残存するムガンも大グレン団とグラパールの活躍によって全滅だ!

見たか聞いたか思い知ったか!と勝ち誇るヒマもあらばこそ、今度は巨大ムガン 2体が変形してグレンラガンとアークグレンを包囲し、強烈な電撃 (プラズマ) を浴びせかける。今度こそ万事休すかと思われたそのとき、グレンラガンが全身をドリルに変えて突進!強引に巨大ムガンを引きずって、もう一体のムガンに突っ込む!飛び散る巨大ムガン!しかしグレンラガンは勢いを弱めることなくアークグレンに合体!大量の螺旋エネルギーと変形信号を送り込まれたアークグレンは、超巨大ガンメンに変形!そう、これぞ怒濤合体!アークグレンラガンの誕生だ!

負けじと合体して迫る巨大ムガン。しかし、シモンとヴィラルが操るアークグレンラガンは無敵!アドリブで命名した必殺パンチが、ムガンを吹っ飛ばす!時空の壁をウルトラマンA風味で突き破ったムガンは大爆発!さあ、残った敵は月だけだ!

ぜえぜえぜえぜえ …… アクションの内容を文章化しただけで疲れてしまいましたが。しかも恐ろしいことに、ここまでやって、まだ Aパートが終わっただけだったりするんだよなー。どんだけ詰め込んでるんだか。

さらに Bパートでは、マンガ版幻魔大戦みたいになった月を、逆シャア方式で押し返そうとしたり、月の中に突入してアレをナニしたら、月が変形して第1話のアレになっちゃったりと、もはや何でもあり状態に。いやもう、お腹いっぱいっす。

それにしても、アークグレンラガンイカスな。特に、グレンラガンがコックピットに移動して、そのまま操縦しちゃうのが素敵。あんたは「スーパーロボット烈伝」に登場したダイナミックサーガですか?

それはさておき、ここからいよいよ決戦なわけだが、今の段階でも既に強さがインフレ状態なわけで、果たしてどんな風に描写されるのか、期待と不安がねじって交わってドリル化してる次第である。もちろん、アレとアレが合体して、もっと強烈なアレになるのは間違いないと思うけど。(謎)