「仮面ライダー電王」第30話感想

さて、続いては「仮面ライダー電王」。今回のあらすじはココ

珍しく、姉の愛理と大ゲンカをしてしまった良太郎。仲直りできぬままミルクディッパーを飛び出した彼は、ひどく落ち込んでいるデネブと出会う。前回の肝試しで、残り少ないゼロノスカードを使わせてしまったデネブは、これ以上侑斗に迷惑をかけないために、彼の元を離れる決心をしたのだと言う。良太郎はデネブを慰め、何とか侑斗の元へ帰そうとするのだが …… というお話。

えーと、まずメインプロットであるデネブの話は良くできていたと思う。傷心のデネブが引き起こすドタバタ、とばっちりでヒドイ目に遭いながらも、意地を張るデネブの背中を押して (と言うか蹴って) やる、モモの不器用な侠気、そして戻ってきたデネブへの侑斗の (これまた不器用な) 優しさなどなど、オチも含めて楽しめる内容であった。

ただ「良太郎 VS 愛理」と「新米花火職人 VS その妻」のケンカの顛末に関しては、いささかスッキリしない出来であった。どちらも、仲直りに至るプロセスが全然描かれてないんで、ハッピーエンドに説得力がないんだよなー。3つのケンカがもっと密接にリンクしてれば、何とかなったのかも知れないけど、バラバラだったし。

特に花火職人の話は問題が多いと思う。ケンカの理由があまりにも身勝手だし、赤ん坊を抱いた奥さんに向かってちゃぶ台をひっくり返すなんつー危険な真似をしてるし、仲直りのための行動を何一つしてないし。これじゃ感情移入できないっての。もっと反省しろよホージィ。← 別人です

うーん、さしもの靖子にゃんも、1エピソードで描くには無理がある話だったってことかなぁ。面白い部分も多かっただけに残念であるよ。