「獣拳戦隊ゲキレンジャー」第26話感想

いつものように「獣拳戦隊ゲキレンジャー」鑑賞。今週のあらすじはココ

ゴウがメンバーに加わり、修行にも熱が入るゲキレンジャー。ジャン・レツ・ランは、ゴウを加えた新たな戦い方を考えようとするが、ゴウは「俺は一人で戦う」と言って立ち去ってしまう。また、ジャンも何やら悩み始め、姿を消してしまう。果たしてゴウの真意とは、そしてジャンの悩みとは?…… ってなお話。

うーん、プロット自体は悪くないと思うんだよな。ゲキレン 3人のトライアングルを壊すことを恐れ、3人の盾になると思いつめてしまうゴウ。自分の獣拳が我流で臨獣拳に近いことに囚われて、一種の視野狭窄を起こしてるのだな。んで、その深刻な想いを、ジャンの「何も考えてないパワー」に吹っ飛ばされて、目が覚めると。あれこれ悩みすぎて動けなくなるより、まずは一緒に戦ってみようと。まあ、そんな感じで。

でまあ、それは良いんだけど、問題はまたしてもゴウ (役の俳優) の演技力。なんつーか、表情のバリエーションが少なすぎやしませんかお兄さん。メニューにラーメンしか載せない、こだわり店主ですか君は。バリエーションは大盛りのみ、みたいな。しかも、あんまり美味しくないという。ドラマを支えるだけの力がなくて、あっさり潰れてますですよ。ひでえ言い方だけど。

後ねー、プロットは悪くないとは言ったけど、それ以外の部分にツッコミどころがいっぱいあるのよなー。怒臨気を他人 (メカだけど) にチャージしちゃうマクとか、ジャンとレツの激獣を出しちゃうゲキバイオレットとか。過激気もそうだったけど、あまりにも簡単すぎるだろ。「ゲキレンジャー」のキャッチコピーは「高みをめざして、学び、変わる!」なんだから、「簡単には手が届かない高み」をちゃんと描かなきゃダメじゃん。