「出ましたっ!パワパフガールズZ」感想

実家でゴロゴロのたのたしながら、溜まった録画を消化。つらつらと感想を書いてみる。今日紹介するのはコレ。

 

[出ましたっ!パワパフガールズZ]

カートゥーン・ネットワークで鑑賞。言うまでもないかと思うが、アメリカで放送されているカートゥーンである「パワーパフガールズ (PPG)」の日本版リメイク …… と言うよりは翻案アニメっすね。オリジナルでは幼稚園児だったガールズが中学生に変更され、しかも普通の女の子が変身するという設定に変えられている (オリジナルのガールズは、完全な人工生命体)。変身グッズやマスコットのロボット犬まで用意されていて、変身少女アニメの基本アイテムは、すべて押さえられている感じ。うーん、見事なローカライズですな。つーか、ほとんど PPG である必要性を失ってるような気もしますが。

個人的には、メイヤー市長がかなり普通の人間になっちゃってるのが残念。オリジナルでは、敵のミュータントたちよりぶっ飛んだ性格の怪人なのになー。まあ、秘書のミス・ベラムが絶対に顔を見せない点が踏襲されてるのは嬉しいけれど。

お話の方は、基本的に可もなく不可もなしって感じ。一方、変身シーンは異常なまでに気合いが入っていて、コスチュームの各パーツが装着されていくプロセスを、微に入り細に入り余すところなく描写している。しかも、そのプロセスにおけるガールズの動きとポーズは、「いかに可愛く見せるか」というコンセプトに基づいて綿密に計算され、ありったけのリソースを注いで作画されており、まさに一萌入魂」とでも言うべき出来になっているのであった。えーと、ひょっとしてこの変身シーンのためだけに作ったアニメですかコレは?