「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」感想

早起きして、「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」を見に横浜は鴨居のシネコンへ。お世辞にも繁華街とは呼べない場所にあるシネコンで、しかも朝イチの回にも関わらず、グッズ売り場に行列ができてるわ、席はほとんど埋まってるわの大盛況。上映館も多いようだし、軒並み初回上映が9〜10時という早さだし。うーん、人気あるなぁ、銀魂

客層は中高生くらいの女の子 (たいてい2人連れ以上) が目立つが、親御さんに連れられた小学生もそれなりに。さらにオトモダチオーラを全身から放つオサーン (例:オレ) もチラホラいたりして、銀魂のファン層の幅広さを感じさせる。チ○コとかウ○コとかに彩られた、下ネタモザイクまみれのアニメの、どこがそんなに好きですか君たち。いやまあ、公開初日の朝イチに見に来てるオサーンに言えた筋合いじゃないですが。

ともあれワクワクしつつ、まずは予告編を鑑賞。当然のことながらアニメ映画が多いのだが、個人的に興味を引かれたのが「劇場版メタルファイト ベイブレードVS太陽 灼熱の侵略者ソルブレイズ」だ。何が凄いって、ベーゴマで地球を救うという、スケールが大きいのか小さいのか良くわかんない話なのが凄いと思うぞ。つーか、それ以前にベーゴマによる地球侵略って。世界征服を目論む悪の秘密結社のメンバーとしては、見過ごせない設定であることだなぁ。さすがに劇場まで行く気にはなれないけど。

などと考えている間に、いよいよ本編開始。公開直後ということもあり、ネタバレなしで感想を言うと …… んー、「ああ、やってるやってる(喜)」って感じかなぁ。銀魂ファンが予想し、かつ期待している要素をキッチリと盛り込み、娯楽作品として高いレベルでまとめ上げてるっつーか。

「新訳」と銘打ってはいるものの、メインパートである「紅桜篇」は、プロットもセリフも清々しいまでにTV版と同じである。もちろん、尺の関係でカットされている部分はあるし、TV版では出番のなかった真撰組や神威一派の登場シーンが加えられているが、トータルとしての印象は全く変わっていない。だが、それでも十分に楽しめるのは、元の話の面白さに加えて、作画や演出のグレードアップが丁寧に為されているからだと思う。いつもながら「銀魂」スタッフに手抜きはないってことですな。

一方で、前述したようにファンが予想&期待したアレなオマケもいろいろ仕込んでありますよ、お客さん。具体的には書けないけど、「映画会社のロゴタイトルで笑うことになるとはなー」とか「そのギャグをそんなトコまで引っ張りますか高松さん」とか「相変わらず他人様のマンガに乗っかるんですね高松さん」とか「これまた相変わらず豪華声優を無駄づかいしてますね高松さん」とか、そんな感じ。いやいや堪能したっす。

つーことで、とりあえずDVDが出たら購入することに決定。アレですよね、当然オーディオ特典としてハタ皇子吹き替え版」が収録されるんですよね、高松さん?← わりと本気