「侍戦隊シンケンジャー」第26話感想

いつも通り「侍戦隊シンケンジャー」の感想を。今回のあらすじはココ

まずは、ちょっと残念だった点から。前回あれほど強烈な印象を残した薄皮大夫のドラマが、今回はやや背景に引いてしまったのが残念だったなぁ。もちろん、十臓とのやり取りとか、その後の独白とか、すごく良いシーンだったんだけど、もっと茉子との絡みがあると予想してたんで、肩すかしを食らった感があるのだな。まあ、今回限りで終わるような話じゃないので、今後に期待することにしよう。

一方で、丈瑠と十臓の一騎打ちに関しては、流ノ介が丈瑠の決意を受け入れるまでの心理描写が、やや不足していることを除けば文句なし。特に勝負が決まる部分の殺陣は実にカッコ良かったぞ。やっぱ、チャンバラはこうじゃないとねー。

ただ、一応の決着が着いたとは言え、あれで十臓が死んだとは思えないんで、今後どんな風に物語に絡んでくるか、あれこれ想像 (妄想) しながら待つことにしよう。ちょっと気になるのは、妖刀・裏正が折れてしまったこと。まさかとは思うが、「妖刀に操られていただけなんで、改心しました。えへ♪」なんて展開にならないことを、切に祈るぞ。

後、流ノ介たちとユメバクラの戦いに関しては、まあ、こんなもんかなって感じ。描写に割ける時間が限られていたせいもあるだろうけど、ユメバクラの瞬間移動攻撃を破る描写が弱いんだよなぁ。それと、今回に限った話じゃないが、イカテンクウバスターは固定砲台なんで、アクションがワンパターンになっちゃうのが難点だ。何とかして欲しいもんですな。

とまあ、細々と文句を付けているが、総体的に見れば良くできた面白いエピソードだったと思う。エピローグで、茉子が一度は捨てた料理の本とエプロンを、彦馬が拾って茉子に渡す描写も良かったし。「心にゆとりがなければ、外道衆と同じだ」は名セリフだったと思うぞ。カッコイイなぁ、爺さん。まあアレだ、心の底では「多少は料理の腕を上げてもらわねば、殿の身が保たん」とか思ってるのかも知れないけどな。

 

さて、続いては「仮面ライダーディケイド」 …… なんだけど、例によって夜遅くなってしまったんで、感想は改めて。