「侍戦隊シンケンジャー」第21話感想

だいぶ遅れてしまったが「侍戦隊シンケンジャー」の感想を。今回のあらすじはココ。

こちらは「ディケイド」とのコラボは控えめで、メインは千明とその父親のお話。いやー、父ちゃんがなかなか良い味を出してますな。「一見ヒネてるように見えるけど、本質的には素直で前向き」という千明の性格は、この父ちゃんによって育まれたのだなーと、素直に納得できるのがナイス。小道具としてのパンケーキも効果的で、母親を失った千明に、父親がどう接してきたか、何となく伝わってくるのがイイ感じである。

後、千明と父ちゃんを直接絡ませちゃうと、お互い素直になれなくて話が進みにくくなるんで、人質事件によって両者を分断し、さらに間に茉子を挟んでるのが上手いっすね。これならそれぞれが茉子に話しかける形で、2人の想いを短時間で描くことができるもんな。んーむ、実に無駄のない脚本だだよなー。しかも、それによって浮いた時間が、ドラマを深く描くために使われてるのが嬉しいぞ。

ただ、一つだけ残念だったのは、父ちゃんのチャンバラ。彼の強さをアピールしなきゃいけないシーンなのに、なんかこう、父ちゃんの動きにキレがないんだよなー。ここが上手く描けてれば、その後の「強くなると、もっと強いのが見えてくる」という千明の言葉に、より説得力が生じたと思うのだが。うーん、もったいないっす。まあ、とは言っても、全体としては非常に出来の良いエピソードだったのは間違いないんだけどねー。

ところで、次回のサブタイトルは「殿執事」だそうな。殿が執事 …… えーと、それってアレですか、萌え要素にさらなる萌え要素をトッピングするようなもんですか？バニーでナースみたいな感じで。あるいは眼鏡っ娘でナースとか、眼鏡っ娘でバニーとか、眼鏡っ娘で (以下、延々と続くので削除)。

さて、続いては「仮面ライダーディケイド」 なんだけど、例によって力尽きてしまったので、続きはまた明日。