「炎神戦隊ゴーオンジャー」第50話(最終回)感想

毎度お馴染み「炎神戦隊ゴーオンジャー」鑑賞。今回のあらすじはココ

というわけで、いよいよ最終回なのだが …… いやー、前回のキタネイダス&ケガレシアの最期は泣けたねぇ …… って、後ろ向きにマッハ全開な感想で終わっちゃダメですかそうですか。

えーとねぇ、まずヨゴシマクリタインとの最終決戦が、あまりにも単調であっさりしすぎ。巨大化戦で、最初の攻撃が通じなかったのを見て「さて、どうやって倒す?」と期待したんだけど、結局は「みんなの心を一つに合わせて!」による謎のパワーアップで決着しちゃったもんなぁ。せめて主題歌をバックに、「エンジンオーガンバルオー・キョウレツオー・ゴローダーGTによる連続攻撃 → エンジンオーG12で決め」くらい派手な展開を見せてくれれば、まだしも燃えられたと思うのだが。

加えて、決戦後のエピローグが長すぎ。「その後の主人公たち」を描くって展開は悪くないけど、Bパートのほとんどを使ってまでやる事じゃないっしょ。こういうのは、最終決戦の余韻を消さない程度に、短い時間でテンポ良くやってこそ活きるわけでさ。長々とやられても興醒めするだけっすよ。おかげで、炎神を演じた声優たちの顔出し演技とか、ケガレシア役の及川奈央が別の役で出るといった、(本来なら楽しめたはずの) ファンサービスまで、「いいよもう」としか思えなかったし。ああ、もったいない。

後アレだ、最悪だったのが大翔の「ルネッサ〜ンス!」だな。物語に組み込む形でパロディ的に使うならともかく、完全な単発ギャグとして他人のネタをそのまま使うなよ。大翔のキャラにも合ってないし。何かもう、見てていたたまれなかったぞ。

つーことで、かなり残念な出来の最終回であった。なんつーか「プチ・クウガな最終回」って感じ。プロットだけを見れば面白そうだし、ゴーオンジャーの顔出し状態による名乗り上げみたいな、良いシーンもあったんだけどねー。