「炎神戦隊ゴーオンジャー」第5話感想

早起きして「炎神戦隊ゴーオンジャー」鑑賞。今回のあらすじはココ。

お調子者で、ゴーオンジャーを「楽しいことの一つ」としか認識していなかった範人＝グリーンが、ヒーローとしての自覚を持つ話 …… なんだけど、ちょっと展開が段取り的すぎる感じかなぁ。連＝ブルーがひたすら範人を信じる理由が「そういう性格だから」程度しか描かれてないんで、範人が反省しても、今ひとつ心に響かないっつーか。範人が参戦してからの展開は良かっただけに、ちょっと惜しい気がするぞ。

それと、冒頭では「ヒーローとしての自覚」って書いたけど、実のところ範人はまだ、そこまで行ってないんだよな。彼は単に「仲間のために戦った」に過ぎないから。古臭いのかも知れないけど、やっぱヒーローってのは「不特定多数のみんなのため」に戦って欲しいんだわ、特撮好きなオッサンとしては。「ゲキレンジャー」みたいに身内のことしか考えてなかったり、「メビウス」みたいに甘ったれた「仲間が何より大事」なノリには、いささか辟易してるもんで。同じ轍を踏まずに、きっちりと「その先」を描いて欲しいものであるよ。

文句ばかり言うのも何なので、気に入った点も一つ。今回登場したジシャクバンキは、何だか昭和テイストに溢れたデザインで、好感が持てたぞ。両目の下のラインなんか、ちょっと石森デザインっぽい感じもあるし。パワーアップ時に、幹部二人が「また吸い寄せられるんじゃないか」と、ビビってるのもベタだけど面白かったし。こういうのをどんどん出して欲しいな。