「地獄の変異」感想

さて、続いては「地獄の変異」。映画公開時、参謀閣下から紹介されて興味を持ったものの、シネパトス公開という問題もあって、見に行き損ねた作品である。

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ストーリーはシンプル。カルパチア山脈の地下に隠された巨大洞窟が発見され、科学者&ダイバーを中心とする調査隊が探索を開始。しかし、洞窟の中には想像を絶する怪物が潜んでいた!…… ってなお話だ。

邦題や煽り文句はいかにもキワモノ系 B級ホラー映画のノリだが、見てみたらかなり真面目な造りの作品で、ちょっとビックリ。途中いささかもたつくところもあるが、最後まで緊張感の持続する佳作であった。怪物との追いかけっこに加えて、徐々に「変異」していく某キャラを巡るサスペンスもあって飽きさせないし。賛否はあるだろうけど「怪物化していく自分と戦うキャラ」(← ややネタバレに付き反転) が好きなので、あの展開も個人的にはオッケーだ。

モンスターのデザインも、目新しさはないものの適度にグロくて魅力的。ただ、せっかくああいう設定&環境なんだから、水中に適応したタイプのモンスターも出して欲しかったな。それと、音波を利用して周囲を「見る」というモンスターの能力を、もっと効果的にビジュアル化してくれてたら、申し分なかったんだが。

ともあれ、DVD購入とまではいかないが、レンタルで見てみる価値はある映画だと思うっす。気が向いたらぜひぜひ。

 

Sたれ「元は人間だった怪物と、近しい人とのやおいも、なかなか燃えるものがあるでしよねぇ?」(くるくる)

博 士「いや、同意を求められても困るんだけど」(汗)

Sたれ「怪物化の段階ごとに見せ場を作れば、いろんなパターンのアレソレが描けるでし〜。うふふふふ〜♪」(くるくるうっとり)

博 士「え、えーとえーとえーと」(もはや為す術なし)