「AVP2」感想

「AVP2 エイリアンズ VS. プレデター」(← 音が鳴るんで注意) を見るために、ららぽーと横浜の TOHOシネマズへ。チケット売り場の混雑を見越して早めに行ったら、ほとんど人がいなくてビックリ。みんな帰省やら何やらで映画どころじゃないのだろうか。まあ、おかげで良い席をゲットできたからオッケーだが。

つーことで、ほとんど「ここって俺の超巨大ホームシアター」みたいな雰囲気の中で鑑賞。んで、感想なんだけど …… うーん、微妙。何か最近、映画見るたびにそう言ってる気もするけど、でも微妙。

人間キャラとプレデターが全然絡まないせいで、両者のドラマが結びつかないまま終わっちゃうのが、一番の問題点かなー。共闘させないことで、前作との違いを出そうとしたのかも知れないけど、違ってれば良いってもんじゃないし。せめて「フレディ VS. ジェイソン」みたいに、「人間が両者の相討ちを狙う」って展開にすれば、もうちょっと話としてまとまったんじゃあるまいか。

それと、エイリアンとプレデターをはっきり見せないようにして、恐怖感を煽るのは良いんだけど、両者のバトルシーンまで見えにくくしちゃダメだろ。画面が暗くて大雨が降っててエイリアンが黒くてプレデターが灰色でカット割りが細かすぎって、視力検査してんじゃないんだからさー。

じゃあ、今回の目玉とも言える、プレデターの特徴を取り込んだエイリアンであるプレデリアンはどうかと言うと、これまた微妙。確かに通常のウォリアーよりは強そうだし、知恵も回るんだけど、プレデリアンならではの強さが、今ひとつ感じられなかったのが残念。せっかく差別化したルックスも、画面が暗いために他のウォリアーと区別が付きにくいし。

一方、エイリアン退治を生業とするプレデター、ザ・クリーナーは、なかなかカッコ良かった。状況に応じて武器を使い分けたり、トラップを仕掛けたりと、ベテランらしい戦いぶりを見せてくれるぞ。ただ、最終的には「いつものプレデター」になっちゃうのが、ちと残念。最後までクレバーな戦い方をして欲しかったものである。

つーことで、出来としては前作の方が上だと思うっす。とは言え、見てて退屈することはないと思うので、シリーズを追いかけてる人は、見ても損はないだろう。