スカパー!で見た番組いろいろ

例によって週末に見たアニメや映画の感想を …… と言いたいところだが、最も印象深かったのが「ロード・オブ・ウォー」「ブーンドックス」だったりするもんで、書き始めた直後に固まってしまう。両方とも見応えのある凄い作品なんだが、何せテーマが重いのだ。つーことで、この二作品に関しては改めてチャレンジすることにして、他の作品について感想を短めに。

 

[桜蘭高校ホスト部] (アニマックス)

今回見たのは、第20話「双子があけた扉」。頑なに二人だけの世界に閉じこもり、他人と自分たちを繰り返し傷つけてきた双子が、なぜホスト部に入ったのかを、じっくりと描いたエピソードだ。この作品にしては珍しく、ほとんどギャグがない重い話だが、見終えた印象は爽やか。後に二人をあっさりと見分けてしまうハルヒをちらりと登場させたり、サブタイトルをラストに出したりといった、細やかな演出も効いている。軽井沢編 (第15話、第16話) と併せて見ると、より味わい深いぞ。

 

[ガラスの艦隊] (アニマックス)

いろんな意味で凄いと聞いていたので、試しに見てみたのだが …… えーと、製作意図が見えません。無駄に豪華なスタッフとキャスト、1mm の奥行きもオリジナリティもないセリフ、全員がテム・レイ並みの酸素欠乏症を患ってるとしか思えない、頭の悪いキャラクターたち。どの要素を見ても、ギャグなのか本気なのかすら理解不能である。いや、むしろ「正気なのか?」と聞きたくなるんですけど。何がしたかったんだ GONZO

 

[番組名不明] (パンチクラブ)

スカバー!の契約チャンネル巡回中にアイドル専門局「パンチクラブ」でやっていた番組。最近増えているらしい、ローティーンのグラビアアイドルを紹介しているのだが、水着映像の撮影場所が、どう見てもその辺のスポーツジムの温水プール。さらに、周囲のお客さんにどいてもらえなかったのか、ポーズを取る少女の背後に、「ののちゃん」のお母さんみたいなルックスのオバサンが、ずーっと映り続けてたり。なんつーか、ものすごく貧乏臭いっつーか、しょっぱいっつーか。しかも、胡散臭そうにカメラを睨むオバサンの印象が強烈すぎて、主役である少女が全然記憶に残らないという。つーか、記憶が全部オバサンで上書きされちゃってるんですけど。嫌がらせか。

「予算ないんだねー」と思いながらチャンネルを変えようとしたら、今度は同じ少女が公園で追いかけっこをする映像が。それは良いのだが、彼女を追いかけているのが仮面ライダーアギトだというのは、いったい何を意図しているのか。ピコピコハンマーを手に、小学生の女の子を追い回すアギト。アンドレ・ブルトンもびっくりのシュールさである。つーか、そういう役は「ブレイド」のカリスの方が適役だと思うがどうか。← そういう問題じゃないっての