「仮面ライダーカブト」感想その3

多分、誰も待っていない PS2版「仮面ライダーカブト」各キャラ紹介の続き。

 

[仮面ライダーガタック]

苦労の末に加賀美が手に入れた、カブトを超えるライダーシステム。しかしそれもハイパーカブト登場までの短い栄華で、結局噛ませ犬に逆戻り。まったくもって不幸な男である。ゲームでは、マスクドフォームでのガタックバルカンや、ライダーフォームでのガタックカリバー、そしてザビー (加賀美) 同様のプロレス技で、派手に戦うことができる。何より嬉しいのは、TV本編では1回しか使わなかった必殺技・ライダーカッティングが出し放題であること。二本のガタックカリバーを組み合わせ、力任せに敵を挟み切るという、設計者の顔が見てみたい必殺技である。別名、植木バサミスラッシュ。あるいはバンボロアタック。出す方は大笑いだが、やられる方は死んでも死にきれない、ステキな屈辱技だ。

 

[仮面ライダーキックホッパー]

地獄を見てすっかりやさぐれてしまった矢車が変身。誰が何のために開発し、なぜ矢車が手に入れたのか、本編ではまったく語られない、無駄に謎めいたライダーである。物語の本筋にも絡ませてもらえなかったし、そりゃあ「どうせ俺なんか」と言いたくもなるよなぁ。んで、ゲームでは、本編同様キック技のみで戦うのだが、技の出が遅いため、慣れないとかなり苦戦する。しかし、必殺技であるライダーキックは、ボタン連打で最大5回攻撃できる優れもので、決めた時の満足感は非常に大きい。ただ、自分と敵の間に味方キャラが入ってしまうと、そこでキックが止まってしまうので要注意。つーか、味方ごと蹴りまくるくらいの事はして欲しかったなぁ。矢車なんだし。

 

[仮面ライダーパンチホッパー]

地獄兄弟の弟。クロックアップ状態で転げ落ちたあげく、ネイティブと化して兄貴の手にかかるという、気の毒にも程がある男。その名の通り、(ごく一部を除いて) パンチ技のみで戦う。技の出が早いため、実は兄貴より強い。ただし、必殺技であるライダーパンチは、ボタンを押してからジャンプするまでの時間が妙に長く、迂闊な場所で出すとあっさり潰されるので注意が必要。おまけに、決まってもあんまりカッコ良くない辺りが、いかにも影山。でも頑張れ影山!明日はきっと良いことが …… 良いことが …… えーと

 

[仮面ライダーケタロス]

劇場版に登場するブロンズ色のライダー。粘っこいセリフ回しと、ZECTへの狂的なまでの忠誠心で、強い印象を残した。しかしゲームではこれといった特徴がなく、今ひとつ使う気になれない。せめて、劇場版最大の大技である「我が魂はZECTと共にありアタック」が使えればなぁ。衛星軌道から大気圏に突入して体当たりという、実に豪快な技だったんだが。映画では地面に激突してましたけどね。← 技じゃねえ

 

[仮面ライダーラクス]

劇場版に登場する銀色のライダー。ZECTに叛旗を翻し NEO ZECTを結成するが、メンタリティが夢見がちなヤンキー並みなので、あえなく敗退。ゲームでの戦い方もガタック並みに荒っぽく、ガタック並みに五月蠅い。コンビを組ませて地獄兄弟と戦わせると、アッパー系とダウナー系の不良対決って感じで味わい深いぞ。

 

[仮面ライダーコーカサス]

劇場版に登場した黄金のライダー。特技はバラの囁きを聞くこと。映画では格闘家の武蔵が変身前を演じ、凶悪なルックスと、慇懃無礼かつキザなセリフとのギャップで観客を悶絶させた。ゲームでは中田譲治が声を当てているので、普通に渋いキャラになっている。ゲームキャラとしての性能は高く、特にハイパークロックアップは、他のライダーのクロックアップを事実上無効化してしまう。敵に回すと恐ろしいキャラだが、タッグパートナーとして選んだ場合は心強い …… と思ったら、こっちのクロックアップをハイパークロックアップで潰してくれやがりましたよ。○| ̄|_

 

後、カブトとガタックのハイパーフォームや、ダークカブトなど、未入手のキャラもいるんだけど、入手条件が厳しすぎるんで、多分紹介できません。(泣)