指輪ものがたれ

「たれの帰還」その31

ミナス=ティリスの宴からしばらく後、"ほびったれ庄" の西にある灰色港から、一隻の帆船が出港しました。中つ国を離れ西方の地に向かうエルフたちが乗る、最後の船です。その甲板には、役割を終えたガンダルフとレゴラス、そしてレゴラスにくっついてきた "…

「たれの帰還」その30

ガンダルフ&サル子(サルマン)によって、噴火する滅びの山から救出された "ふろたれ" 一行は、かつて指輪会議が行われたエルロンドの館へと運ばれて手当てを受けました。元々頑健な肉体を持つボロ子(ボロミア)はすぐに元気になり、眠っていた "さむたれ" と …

「たれの帰還」その29

"ふろたれ" と "ごらたれ" が、滅びの山の火口で団子の取りあいをしている頃、アラゴルンたちは黒門の前でオークの大軍と死闘を繰り広げていました。アラゴルンの剣が唸り、レゴラスの矢が空を切り裂き、ガンダルフの杖が敵をどつき倒し、サル子 (サルマン) …

「たれの帰還」その28

あと一息で指輪を葬れるところまで到達した "ふろたれ" 一行。しかし、突然起こった地震によってボロ子は岩の下敷きになり、"ふろたれ" は空腹のために動けず、"さむたれ" は失神、"ごらたれ" に任せるのは危険すぎると、八方ふさがりの状態になってしまいま…

「たれの帰還」その27

アラゴルンたちが黒門の前でオークの大軍と戦い、"さうたれの口" こと "いちろくたれ" が相棒の "まんたれ" の元へと急いでいた頃、"ふろたれ" 一行は、滅びの山の火口まで後わずかのところまで到達していました。アラゴルンたちが決死の陽動を行ったおかげ…

「たれの帰還」その26

"さうたれの口" (いちろくたれ) の狡猾な策略 (どこが) によって、アラゴルンたちはオークの大軍に包囲されてしまいました。不気味な唸り声を上げながらじりじりと迫るオークたち。アラゴルンとその軍勢も、負けじと睨み返しますが、彼我の戦力差はあまりに…

「たれの帰還」その25

変装し、オークの大軍の中を抜けて滅びの山を目指そうと決意した "ふろたれ" 一行。しかし、隠れ場所を出た彼らが見たのは、一斉に進軍を開始したオークたちの姿でした。彼らの向かう先にはモルドールの黒門が。そして黒門の向こうには …… ぎむたれ (Rたれ)…

「たれの帰還 その24」

ファラミアが "えおたれ" のシチューで絶体絶命のピンチに陥ったり、"ぎむたれ" がヒーローの何たるかを熱く主張したりしている頃、主人公・"ふろたれ" とその一行は、オークの大軍を突破して滅びの山に到達すべく、準備を進めていました。ボロ子 (黒子) は…

「たれの帰還 その23」

………… ファラミアは、夢を見ていました。 夢の中で、ファラミアは少年だった頃に戻っていました。暖かな日射しを浴び、爽やかな風に肌を撫でられながら、彼はさざ波のように揺れる草原を見つめていました。 誰かに名前を呼ばれたような気がして、ファラミアは…

「たれの帰還 その22」

"めりたれ" と "えおたれ" が、ナズグルの王・あんぐまんたーれの大王 (まんたれ) を、超論理 (別名:屁理屈) と "おたま" によるコンビネーション攻撃で倒したころ、ミナス・ティリス近くの船着き場では、ウンバールの海賊船に乗ったアラゴルン一行 (おーた…

「たれの帰還 その21」

"えおたれ" の兵糧丸をパチンコで飛ばす『ぼなぺちアタック』によって、次々とムマキルを倒していく "めりたれ"。その様子を見たセオデン王は、愛馬に鞭を入れて彼らの後を追いました。しかし、"えおたれ" たちが接近するセオデン王に気付いた直後、空からで…

「指輪ものがたれ第三部・たれの帰還 その20」

セオデン王が諫めるのも聞かず、"さうたれ" 軍を「おもてなし」するために飛び出した "えおたれ" (と "めりたれ" とグリ子)。慌ててその後を追うセオデン王。そして、その光景を極めて好意的に解釈 (というか誤解) して意気上がるローハン兵たち。かくしてロ…

「指輪ものがたれ第三部・たれの帰還 その19」

"さうたれ" 軍の猛攻によってミナス=ティリスの城門は破られ、オークとトロールの軍勢が、堰を切った濁流のように内部へとなだれ込みました。ガンダルフの指揮の下、必死の防衛を続けるゴンドール軍も劣勢は否めず、究極泥酔破壊兵器 "ぴぴたれ" は玉座の間…

「指輪ものがたれ」の展開に悩む

DVDを見ながら「指輪ものがたれ」のアイディアを練る。そろそろクライマックスが近く、主要キャラが集結するだけに、なかなか難しい。いや、みんな自己主張が激しいもんで。しかも、たれ以外のキャラクターまで「私にも見せ場をよこせー!」みたいなことを言…