「海賊戦隊ゴーカイジャー」第7話感想

遅れるにも程があるスーパーヒーロータイムの感想。まずは「海賊戦隊ゴーカイジャー」。今回のあらすじはココ

うーん、こう言っちゃ何だが、ドラマのキモの部分が論理のすり替えで出来上がってるんで、正直萎えたっす。

「やる前から諦めてしまったら何もできない」ってのは事実だし、「学ぶ気持ちさえあれば、どこでも修行はできる」ってのも正論だと思う。でも、それはあくまで「修行のための心構えができた」だけに過ぎないじゃん?こと拳法に関して言えば、ハカセ何も学んでないじゃん?始めて数分でやめちゃったわけだし。なのに、なぜ拳法で敵に勝てちゃうの?

尺の都合があるにせよ、あの描写じゃ説得力のカケラもないっすよ。どれくらい説得力がないかというと、「平田の世界」のウッヒョヒョイ拳にリアリティで負けるくらい。せめて敵が「おパンツ!」と叫びながらやられてくれれば、「ああ、そのレベルの敵だったのね」と納得できたのだが。← するな

修行はヒーロー物の華なんだからさぁ、視覚的なインパクトのある特訓と、編集テクニックを駆使すれば、短期間で高度な技を身に付けることに、説得力を持たせることだってできたと思うぞ。少なくとも、心構えだけで強くなれるなどという、いろんなものを舐めた展開よりも、物語としてもよほど誠実だし。