「天装戦隊ゴセイジャー」第26話感想

終わらんとする夏休みを惜しみつつ、スーパーヒーロータイムの感想。まずは「天装戦隊ゴセイジャー」。今回のあらすじはココ

「笑い」そのものをテーマにするのは、通常のコメディより難しい。なぜなら、後者は視聴者を笑わせることだけを考えれば良いのだが、前者はそれに加えて「作中キャラが作中キャラを笑わせるシーン」を描いて、視聴者を納得させる必要があるからだ。一歩、いや半歩間違えれば、作中キャラだけ爆笑して視聴者は置いてけぼりという、極めて痛寒い状態に陥る恐れがあるのだな。

んで、結果はどうかというと …… うーん、健闘はしたって感じかなー。例えば、アラタがハイドの笑いのツボを探ろうとするシーン。ネタが例によって全部借り物だという問題はあるんだけど、アラタが髭男爵の「ルネッサ〜ンス」をやったのに対し、ハイドが「逆に訊こう、何が面白い?」と返す辺りは、元ネタとストーリーを上手く絡めてると思う。ただまあ、他のネタも含めて相当に古いんだけどねー。

それと、逆転のきっかけとなるハイドとゴセイナイトの漫才だが、こちらもゴセイナイトが決しておどけたりせず、あくまで生真面目に作戦を遂行してるだけなのがナイス。さすが小西克幸、どこまでもクールで、なおかつ滲み出るおかしみのあるツッコミを聞かせてくれた。まあ、ギャグそのものの出来はアレだったが、ハイドが考えたネタであるという「逃げ道」が用意されてるしな。← 逃げ道言うな

つーことで、デンジャラスなネタに果敢に挑んだエピソードだったと言えよう。ナイストライだスタッフ!君たちは全力で戦ったぞスタッフ!負けて悔いなし!← 結局負けたんかい