「乙嫁語り」第1巻感想
会社の帰りに本屋へ寄ったら、「エマ」を描いた森薫の新作単行本が発売されていたので即買い。
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んで、晩飯を食いながら一気読み。19世紀の中央アジアが舞台で、12歳の夫と20歳の妻を主人公とする「嫁まんが」なのだが、相変わらず作者の愛情がだだ漏れの、微笑ましくもマニアックな作風がナイスですな。キャラクターもみんな魅力的だし。いやー、めっちゃ萌えましたよカルルク …… って婿の方かよ!← セルフツッコミ
いやほら、「お話があります」のシーンがすげえ良かったんで。幼いなりに夫として誠実たらんとする姿が、実に何とも愛らしいっつーかね。もちろん嫁のアミルも好きっすよ。作者が後書きで書いてる通り、天然でパワフル、でも乙女でお嬢様ってキャラクターが、実に好いたらしくて良いよね。特にカルルクが風邪を引いたときのオロオロっぷりがラブリー。
でも、1巻の時点で最も好きな女性キャラは、実はカルルクの祖母ちゃんだったりするのだな、これが。いやー、某キャラ相手に啖呵を切るシーンのカッコ良さときたら、惚れ惚れするっすよ。私の脳内イカス婆ちゃんランキングで、ドーラ (天空の城ラピュタ) の「40秒で支度しな!」と並ぶ、堂々の初登場第1位って感じで。
とまあ、私の女性に関する趣味嗜好はさておき、派手ではないが、何度読み返しても楽しめる作品なので、未読の人はぜひぜひ。