「獣拳戦隊ゲキレンジャー」第31話感想

いつもの通り 「獣拳戦隊ゲキレンジャー」を鑑賞。今週のあらすじはココ

えーと、「仲間なんていらない」とうそぶく少年・新一が、仲間の大切さを知るエピソードっす。終わり …… って、それじゃダメっすか?

いや、なんつーか、感情移入のしようがないんだわ。新一がひたすら仲間を否定するんで「何か理由があるのかな?」と思ったら、何もないし。単なる性格だし。つーか、むしろ仕様って感じだし。仲間の大切さを教えるはずのジャンは、しつこく「仲間は仲間は」って繰り返すばかりで説得力ないし。おまけに、「仲間が力を合わせれば何でもできる」の実例が、単なるアイテムの組み合わせによるパワーアップだし。萌え要素ならぬ、萎え要素が多すぎて、どうにも盛り上がらないのだ。

んで、最大の問題点はラスト。バスケの試合で新一がチームメイトにパスを出して勝ちました、めでたしめでたし …… って展開にしてるんだけど、大事な描写を忘れてませんか?ほんのちょっとで良いから、新一がチームメイトや "なつめ" に詫びて和解するシーンを入れるべきなんじゃないの?子供向け番組だからこそ、その辺はちゃんと描かなきゃいけないと思うんだがなぁ。

つーかですね、こういう話だったら、バリアの中に新一とチームメイト、そして "なつめ" を閉じこめた方が良かったんじゃないかなー。んで、いがみ合ってた彼らが、ピンチを切り抜けるために力を合わせるって展開にすれば、「一人ではできないことも、力を合わせれば何とかなる」ってテーマを、ストレートに伝えられたと思うんだが。