「獣拳戦隊ゲキレンジャー」第12話感想

例によって「獣拳戦隊ゲキレンジャー」を鑑賞。今回のあらすじはココ

全身の粘液で敵の攻撃を無効化する獣人ナギウに苦戦するゲキレンジャー。マスター・シャーフーは「修行のために銭湯へ行け」と命ずる。一方、空の拳魔・カタに教えを乞う理央。承知したカタだったが、修行と称して理央の少年時代のトラウマを甦らせ、彼の絶望を喰らおうとする …… ってなお話。

ビーストアーツとアクガタ、二つの獣拳における修行や師弟の意味合いの違いを描くエピソード。「暮らしの中に修行あり」をモットーに、師弟の信頼関係と弟子の自発性を重んじるビーストアーツに対し、絶望や憎悪といったネガティブな感情を力に変え、師弟であってもお互いを利用しあうだけのアクガタ。もちろんよい子のみんなには、ビーストアーツの方にシンパシーを感じてもらいたいのだが、魂が汚れたオヤジである私は、ついついアクガタの方に魅力を感じてしまうのであった。いやその、やっぱダークヒーローとかアンチヒーローとか好きだし。これで、銭湯での修行がラン中心だったらビーストアーツの方を応援するんだけどねー。あ、でもメレだったらもっと良か (以下略) ← やっぱり魂が汚れてます

まあ、それはさておき、緊張感溢れる理央の修行と、コミカルなジャンの修行の対比が明確で、なかなか楽しめる話だったと思う。ナギウを倒すやり方も面白かったし (ちと鯉のぼりが気の毒な気はしたが)。ただ、話を盛り上げるためにナギウの強さをもっと見せるべきだったのではないか。具体的に言うと、ランやメレにヌルヌル絡んでみるとか。← やめれっての