「フューチャー・イズ・ワイルド」感想

まずは「フューチャー・イズ・ワイルド」ディスカバリーチャンネルで鑑賞。5000万年後、1億年後、2億年後の地球と、そこで生きる生物をクオリティの高いCGで描いた、えーと、シミュレーション・ドキュメンタリーとでもいうべき番組である。

当然のことながら、見どころは次々に登場する奇妙奇天烈な生物たち。セイウチ並みの大きさとプロポーションに変化したカツオドリの子孫・ガネットホエール、モグラのように地下生活を行うウズラの子孫・スピンク、体重120トンの超巨大ガメ・トラトン、自由自在に空を飛ぶ魚・フリッシュなどなど。書籍版ですでに知ってはいるものの、実際に動いてるのを見るのは、また格別ですな。

私のお気に入りは、やはり現代からの変化が激しい2億年後の生物。特に、地上をゾウのように歩む8トンの巨大イカ・メガスクイドと、木の枝をサルのように飛び回る、知能を持った知能を持つイカ・スクイボン (通称:天才スクイボン (嘘)) が好き。なんかもう、ほとんど怪獣っつーか、某邪神の眷属っつーか、素敵にグロいルックスがたまらんす。

科学者が考証して作っただけあって、一見トンデモな生物たちのルックスにもちゃんと理由付けが為されてたり、生物の種類が入れ替わってもニッチ (生態的地位) がちゃんと埋まってたりと、さすがにリアリティは高い。ただ、番組の構成上、人類が生き残っていて別の星に移住してるって設定になってるのが、ちょっと残念。どう考えても余裕で滅びてるよなー。あ、いっそ同じ原作者による「マンアフターマン」とリンクさせて、アレも映像化して欲しいな。グロさでは「フューチャー・イズ・ワイルド」以上だけどな。

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