大阪へ出張

昨日の日記に書いた通り、上司と一緒に大阪へ出張。スーツを着るのも出張するのも1年ぶりである。本当にサラリーマンなんだろうか私は。

自らのアイデンティティに悩みつつ大阪に到着。印刷会社のDTP担当部門の方々に挨拶した後、印刷工場を見学する。大型のオフセット印刷機 (輪転機) や、製本機を見せてもらったのだが、特に興味深かったのが製本機。バラのページを自動的に重ね、揃え、糊で綴じ、表紙を付け、裁断するプロセスは、見ていて飽きない面白さである。私はこういう「何をやってるか一目でわかる機械」が大好きで。各パーツの無駄のない動きや、蓄積されたノウハウがたまらんのですわ。ああ、うっとり。

つーことで、大喜びしながら嘗めるように見ていたら、上司から「工場見学に来た小学生みたいな顔をしてるぞ」と言われてしまったり。んーむ、やっぱり私はサラリーマンじゃないのかも知んない。

ちなみに、そのとき印刷・製本していたのはウチの取説ではなく、どこぞの保険の約款であった。そのページ数、何と400ページ。「読まれない度」の高さは、取説の比じゃないだろうな、これは。読まれるのは、保険金がまともに支払われない理由を確認するときだけじゃあるまいか。恐るべし保険会社。

ともあれ、これまで大量生産品の取説を作ったことのない私としては、勉強になると同時に、仕事のやり方を全面的に見直す必要性を感じた出張であったよ。むう、気合いを入れねばな …… とか言いながら、帰りの新幹線の待ち時間を利用して、オモチャ屋を探して「デストロイ・オール・ヒューマンズ!」を買ったりしたわけですが。ダメじゃん。あ、でも一緒に見つけた某フィギュアは買わなかったぞ。ほら、さすがに目立つし。んむんむ、大人の判断だよね。← どこが