新興宗教誕生

最近のキーワードと言えば、やはり「2000」と「ミレニアム」であろう。なにせ、通勤の際に電車の吊り広告をざっと眺めただけで、3、4個は軽く見つかるほどの氾濫ぶりだ。しかし、こうも連呼されてしまうとなあ。1999年が終わる前に、すっかり食傷してしまいそうだ。何て言うか「始まる前に終わってるって感じ?

ようするに今の世の中というのは、あらゆる物を凄まじい速度で消費しては捨てているわけで。来世紀もコレが続くとなると、ちとマズイ気がするのだな。ならば、いったいどんな世の中が望ましいのだろうか?それを私は考えてみたのであるよ、主に仕事中に。←コラ。

んで、思いついたのがたれにあむだ。これは、生きとし生ける者すべてが「たれる」ことによって、永遠の幸せを得られるという、そんな世界なのである。争いも妬みも憎しみもなく、ただただ心地よく弛緩した世界。陽光がたれたれと降り注ぎ、鳥がたれ、花がたれ乱れる理想郷。ああ、なんてステキなんだろう。何となく仕事から逃避してるだけ、って感じもするけれど。それはさておき。

では、いかにして「たれにあむ」を実現するかであるが、やはり宗教を使うのが近道であろう。なんつっても宗教には時代を超えた影響力ってものがあるから。それと、既存の宗教は手垢が付きすぎているので、やはり新しい宗教を作るべきだな。

名前はたれすと教」にしよう。教祖はたれぱんだ。父と子と精霊もたれぱんだ見分けがつかないという。これぞ三位一体(たれにてぃ)ってヤツですね。んで、末政ひかるさんを聖母とお呼びしよう。

教祖には、様々なありがたい言葉で布教活動を行ってもらう。たとえば「汝の隣人とたれよ。」とか「右の頬がたれたなら、左の頬もたれよ。」とか。それと賛美歌も必要だ。「たれるや」とか「たれしこの夜」とか「主はたれてれば」みたいな。

んむ、流行を追うことに疲れた現代人の心に つけ込む 癒しを与える、すばらしい宗教になりそうな気がしてきたぞ。つーことで、これを読んでいる君も、ぜひ入信してみないか!そんでもって際限なき消費地獄から逃れるために、財産を全部寄進してみるってのはどーよ?つーか寄進すれ!窓口は私。メールにて受付。秘密厳守。←やめれって。