「侍戦隊シンケンジャー」第30話感想

博多オフ会日記の途中だが、だいぶ長くかかりそうなので今日はお休み。昨日に続いてスーパーヒーロータイムの感想を。

まずは「侍戦隊シンケンジャー」。今回のあらすじはココ

外道衆との戦闘中、何人もの高校生たちに割り込まれ、思うように戦えないシンケンジャー。自らの意志を持たないかのように振る舞う彼らが、同じ高校の生徒たちだと知った丈瑠は、"ことは" を転校生、流ノ介を教育実習生として校内へと送り込む。懸命に調査を行う 2人だったが、そんな彼らを嘲笑うかのようにアヤカシは姿を見せず、覇気を失った生徒や教師だけが増加していく。果たして彼らは外道衆の陰謀を打ち砕くことができるのか? …… ってなお話。

先週に続いて非・小林脚本ということでいささか心配していたんだけど、先週に比べるとずっと面白く見ることができた。特に、次々と生徒たちが無気力化していき、ついには "ことは" と親しくなった恵里までもが …… って展開は、侵略SF映画の傑作「SF/ボディ・スナッチャー」的な不気味さがあってなかなか。生徒たちを操る「糸」の映像表現も上手かったし。

さらに、アヤカシの陰険な企みを打ち破った後のメカ戦では、一転してコミカルかつ痛快なアクションが繰り広げられるのもナイス。第2話以来となる丈瑠の「俺、余ってるだろ!」も聞けたしな。んー、やっぱ殿はいじられてナンボのキャラですな。良きかな良きかな。← ひでえ

ただ、不満な点もある。最年少のシンケンジャーである "ことは" にとって、普通の高校生として学校に通い、友人ができるということは、(それが一時的なものであることも含めて) 大きな意味を持つはずだが、その辺が十分に描かれていないんだよなぁ。恵理と親しくなるまでの描写にもうちょっと時間を割いておけば、恵理が無気力化した後のドラマがより深まったと思うのだが。うーん、惜しいっす。

もう一つの不満点は、流ノ介がス−パーシンケンジャーになってしまうこと。今回のストーリーからしたら、"ことは" がならなきゃダメっしょ。だって、「大事なクラスメートを救うための戦い」なんだから。それに、流ノ介はすでに 1度スーパー化してるんだしさ。

つーことで、流ノ介には悪いが、あくまで "ことは" を主役として扱い、彼女と恵理のドラマに描写を集中した方が、絶対に面白くなったと思う私であったよ。んー、惜しかったっす。

 

「仮面ライダーW」第3話感想

さて次は「仮面ライダーW」 を鑑賞。今回のあらすじはココ

今回は第2エピソードの前編。翔太郎・亜樹子・フィリップの掛け合いは、第3話にしてすでに息が合っていて、なかなかに楽しい。刃野刑事の食えないタヌキ親父っぷりもイイ味を出しているし。んで、情報屋のウォッチャマンは …… えーと、とりあえずアップになるのはやめようね。日曜の朝に映すべきモノじゃないと思うんで。多分、何らかの法に触れるだろうし。← オイ

一方で、シリーズを通しての敵であろう園咲一家および娘婿の須藤霧彦は、ちょっと微妙。なんつーかこう、どいつもこいつもスノッブかつ下卑ているのが、見ていてキツイっす。特に次女である若菜の舌打ちが嫌いだ。ああ、イライラする。もちろん、意図的に「嫌な奴ら」として描いているのだろうけど、長い期間に渡って付き合わなくてはいけない連中だけに、悪には悪なりの魅力があって欲しいのだよなー。その辺、どうにかして欲しいっす。とりあえず、「自宅が東京国立博物館というギャグが面白かったんでガマンしますが。← ギャグじゃねぇ

ストーリーに関しては、後編を見るまで評価保留。嫌な方向へグレきってる饅頭屋の娘をどう描くかが決め手だと思うんだけど、はてさてどうなりますことやら。