「天装戦隊ゴセイジャー」第18話感想

「次回を待て!」などと書いた早々申し訳ないが、今日は「天装戦隊ゴセイジャー」の感想を。今回のあらすじはココ

つーことで、先週から登場したゴセイナイトの正体が明らかになるエピソードなんだけど …… いやー、さすがに正体がゴセイヘッダー (グランディオンヘッダー) だってのは予想外であったな。しかも、全ての天装術を使いこなすとは。先週の日記では「海のものとも山のものともつかない」と書いたが、実際には「海・山・空のいずれともつかない奴」だったわけですな。あえて言うなら …… 首のもの?← 何だそれは

んで、ゴセイナイトの目的が地球「だけ」を守ることなのも、なかなかイイ感じ。ちょっと平成ガメラっぽいキャラ立てだが、アラタたちとの対立と和解を上手く描くことができれば、表面的で今ひとつ盛り上がらない「ゴセイジャー」のドラマに、深みが加わるかも知れないな。とりあえず簡単に和解させず、アラタたちを真剣に悩ませて欲しいぞ。

ただ、ゴセイナイトの言う「地球を汚染するものを消滅させる」ってのもなぁ。何をもって「正常/清浄な地球」とするかで、滅ぼすべき存在が変化してしまうと思うのだが。極端な例を挙げると「酸素という毒物をまき散らし、数多の嫌気性生物を滅ぼした悪しき植物に天罰を下し、酸素のない清浄な世界を取り戻すのだ!ノーモア光合成」という主張だってアリだもんな。もちろん、戦隊シリーズでその辺を深く掘り下げる必要はないだろうけど、安易な文明批判にだけは陥って欲しくないな。

ところでいきなり話が変わるが、今回登場した怪人「ミイラのゼイ腐」の声を若本規夫が演じていて、ちょっとビックリ。1回こっきりのゲスト怪人にしては、ずいぶんと豪華なキャスティングですな。思わず「しぶとく生き延びてレギュラー化するのか?」などと勘ぐってしまったことだよ。