1日目＆2日目PART1

遅ればせながら、先週末 (4/24〜4/25) に行われた秘密結社ゴルコムのオフ会についてあれこれ。今回のオフ会は、ジュネーブ在住のチコリ総統閣下の一時帰国に合わせて行われたもので、さらに福岡からアリア総司令閣下、大阪からどんたれさんも参加。ゴルコムの最先任下士官 (軍曹) である私としては、気合いを入れて歓待＆護衛任務に就かなくてはならない。

しかし、初日の金曜日は仕事を休めず、やむなく夜のみの参加。しかも、会社から直接合流したので、ビジネススーツを着用してのオフ会参加となった。私はとにかくスーツが嫌いで、社外への出張でもなければ絶対に着ないのだが、この日は会社の創業記念式典でグループ表彰を受けるため、どうしても着ざるを得なかったのである。言うなれば、私のスーツ姿を見るのは流れ星を見るより難しいわけで、ある意味、大変に縁起が良いと言えよう。何せ、私のスーツ姿に願い事をすれば、必ず叶うと言われてるくらいである。いやマジで。今まで一度だって叶わなかったことはないんだから。願った人もいないけどな！← バカ

それはさておき、初日の夜は肉の万世の秋葉原本店1階にあるカフェバー・TRIMで飲み会。給料日でなおかつ金曜日ということもあって、ほとんどの飲み屋が満員だったのだが、ここはガラガラ。ほとんど貸し切り状態で、ゆっくりとオタ話を楽しむことができた。参加者は、チコリ総統閣下、アリア総司令閣下、どんたれさん、司祭さん、たれ飼育員さん、私の6人。

TRIMは、万世の直営店だけあって、肉系のつまみがやけに美味い。つーか、つまみの大半が肉系に偏っている。まさに肉まみれのミートパラダイスと言えよう。漢字で書くと肉楽園。ちょっとミルトンの「失楽園」みたいで格調高いっすね (← どこが)。ともあれ、ソーセージも豚の角煮も焼き鳥も実に美味。個人的には豚のスペアリブの揚げ物とフレンチフライがセットになったポテパーコーがお気に入り。これで、ワインやビールの選択肢がもっと広ければ完璧なんだけどなぁ。

2日目はあいにくの雨。総統閣下たちの宿泊先である、お茶の水のホテル「東京ガーデンパレス」のロビーに集合。実はお茶の水に行くのは初めてで、神田川や聖橋を興味深く眺める私。そうか、ここが赤い手ぬぐいをマフラーにしたり、小さな石けんをカタカタ鳴らしたり、食べかけの檸檬を放ったりするのが流行った場所か。← 流行った言うな

総統閣下、総司令閣下、どんたれさん、そして私は上野駅に移動してナビゲータさんと合流。本日のメインイベントである「国宝 阿修羅展」を見るために東京国立博物館へ。阿修羅像は京都・奈良オフをやったときに興福寺で見たんだけど、あそこは展示施設が古く照明が貧弱なので、阿修羅たんの魅力を十分に引き出せていなかったのだ。その点、東京国立博物館の照明の良さは折紙付き。否応なく期待は高まろうというものである。

ワクワクしながら会場に入ると、まずは中金堂創建時に地鎮のために埋められた鎮壇具が展示されていた。歴史的には非常に価値のあるものなのだろうけど、一刻も早く仏像を見たくて辛抱たまらん状態になっている私や総司令閣下は、展示物をガン無視して次の展示エリアへ。ごめん鎮壇具。

次のエリアには、阿修羅を除いた八部衆と、釈迦の十大弟子 (ただし興福寺にあるのは6体) が展示されている。普通の人間に興味はないので (オイ)、八部衆の方をメインに鑑賞。興福寺では見られなかった迦楼羅 (かるら) をじっくり見られるのが嬉しい。元はインド神話に登場する聖なる鳥・ガルーダなのだが、仏教では鳥頭の人型にアレンジされ、鴉天狗の原型にもなっている。実にストレートな人外的ルックスの持ち主で、怪人好きにはたまらなく魅力的な存在である。ああ、カッコイイ＆愛らしいなぁ。

残念だったのは、八部衆の内、鳩槃茶 (くばんだ) と畢婆迦羅 (ひばから) がなかったこと。この2体は 4/19までで展示が終了してしまったのだ。特に鳩槃茶は、ギョロリとした目や、大きく裂けた口がいかにも化け物っぽくて好みなだけに、会えなかったのは哀しいぞ。つーか、本当に人外好きだな自分。

余談だけど、上半身の一部しか残っていない五部浄 (ごぶじょう) を見ると、ついつい「私は、情報の海で発生した生命体だ」と人形使いのセリフを呟いてしまうのは、私だけではあるまい。私の勝手な推測だが、士郎正宗は五部浄をイメージソースとして、あのビジュアルを作ったんじゃないかなぁ。これで腕が残っていれば、「死霊のえじき」のローズ大尉が元だという可能性も出てくるのだが。← 出すな

さて、八部衆を堪能した後は、いよいよ阿修羅たんとの再会なのだが、いい加減長くなってしまったので、続きはまた明日。まあアレだ、会場でも阿修羅だけ独立したエリアで展示されていて、やたらにもったいぶった演出をしてたんで、その再現と考えてもらえば良いかと。あ、良くないですかそうですか。