そもそも何のために密輸したんだか

博 士「そんなわけで、仕事が忙しくてネタも時間もないぞ」

Gたれ「あい。そんなこともあろうかと、ニュースネタをみつくろっておいたでしよ」

博 士「おお、気が利くなGたれ」

Gたれ「えっへんでし。では、さっそく紹介するでしよ。『タイツの下に「生きたハト2羽」隠し密輸図った男性を摘発』でし!」

博 士「い、いきなり強烈なネタだな、オイ」

Gたれ「さしずめ、伝書鳩ならぬ伝鳩人間でしね」

博 士「いや、『さしずめ』って言われてもなぁ」

Gたれ「鳩の包み方といい、隠す場所といい、只者ではないでし」

博 士「どう見てもバカだよなぁ。て言うか、隠せてるのか、これって」

Gたれ「よほど太いズボンを穿いてたでしね。ツッパリハイスクールロックンロール並みの」

博 士「ドカンかい、懐かしいなオイ」

Gたれ「今日も元気にドカンを決めたら♪ 洋ラン背負ってリーゼント♪」(くいくい)

博 士「ツッパリハイスクールロックンロール♪ ツッパリハイスクールロックンロール♪」(ふりふり)

Gたれハトも入れたし♪ 弁当も持ったし〜♪」

博 士「どんなツッパリだ、それは」

Gたれ「その弁当が卵とナスなのでしよ、きっと」

博 士「弁当っつーか、単なる食材だと思うがなー」

Gたれ「それはそれとして、Gたれは思ったのでしが」

博 士「何かな?」

Gたれ「この人の正体は、殺し屋なのでは?」

博 士「へ?どこをどう考えたら、そういう結論になるんだ?」

Gたれ「きっと、いつでもどこでもハトを飛ばせるように、準備をしているのでし」

博 士「って、ジョン・ウー映画かい!」

Gたれ「きっとタイトルは『男たちのバカ』でし」

博 士「いやそれ、挽歌だから。まあ、確かにバカであることに間違いはないが」

Gたれ「本当にバカでしよ。どうせ隠すならシルクハットにすれば良いでしのに」

博 士「手品師かい!て言うか、ツッコミどころはそこかい!

Gたれ「昔から『木を隠すには森の中、ハトを隠すなたシルクハットの中』と言うではないでしか」

博 士「誰が言ったんだ、誰が」

Gたれ「みゅ?『ハトを隠すならハンカチーフの中』の間違いだったでしか?」

博 士「って、そういう問題じゃねぇぇぇっ!」