「手裏剣戦隊ニンニンジャー」第4話、第5話感想

遅れグセがついてしまったスーパーヒーロータイムの感想を。まずは「手裏剣戦隊ニンニンジャー」。第4話のあらすじはココ 。第5話はココ

まずは第4話。独走ばかりで人の言うことを聞かない天晴=アカが、チームワークの大切さを知るエピソード。中の人の演技は相変わらずアレだが、気付きのきっかけがおでんだったり、気付いた後の仲間への説明が大ざっぱすぎて全く通じなかったりと、天晴の「らしさ」がコミカルに描写されていて、なかなか良かったと思う。

ただ、ちょっと惜しかったのは、肝心のチームワーク描写があっさりしすぎていて、今ひとつ「なるほどチームワークで強くなるんだなぁ」という実感が湧かなかったこと。武器を使った連携はあったけど、重要なのはやっぱ八雲=アオの作戦による連携でしょ?そこにもっと知恵を絞ってほしかったぞ。

一方、新メカのパオンマルに関しては文句なし。象モードの愛らしさ、人型ロボットモードの力強さに加え、シュリケンジンとも合体するという大サービスぶり。特にシュリケンジンパオーンは、(ドラゴも同様だが) 無印からシルエットが大きく変わるところが楽しいですな。TVの前の良い子たちもお喜びであろう。オモチャを買わされる親御さん的には意見が異なるであろうが。

第5話は霞=モモと八雲がメイン。ニンジャの修行と大学での研究の両立に悩んでいる (ように見える) 霞を八雲が気遣うのだが …… ってなお話。そういえば、八雲が霞にほのかな憧れを抱いてるらしい描写は以前にもあったねぇ。そっち方面でのドラマも長期的に展開するのだろうか。しかし八雲、君みたいな秀才タイプには、霞みたいな天然マイペースタイプはかなり荷が重いと思うぞ。振り回されたあげく玉砕しないように要注意だ!まあ、玉砕した勢いで二次元に走るのもまた一興ですが。← ひでえ

それにしても、霞が発明した「カラクリ忍アンテナ」の操作部がモールス電鍵だったり、彼女の忍タリティ上昇によって変化したUFOマルが、ジグザク飛行する古式ゆかしいアダムスキー型円盤だったりと、霞のセンスと知識に若干の昭和臭不安を感じる私であった。まあ、その方向性を極めれば、それはそれで芸になると思うので頑張れ。